「旧態依然としたジャパニーズ特撮に食傷気味の今どきのお客さんを、心底ビックリさせてやろうぜ!」
そんな作り手の心意気がビンビン伝わってきますね~♪
福岡ドームからガメラが飛び立つシーンを映画館の大スクリーンで初めて見たときは、総身に鳥肌が立ちましたよ。(笑)
ぐいぐい先に進む無駄のないストーリィ展開。
オリジナル「ガメラ対ギャオス」に於ける英一少年のポジションを務めるスレンダーなヒロイン = 中山忍の頼もしい活躍ぶり。
初代ギャオスファイター = HK氏のカメオ出演。
視線が対象物をとらえるようになり、可動域も大幅に改善されたスーツを活かした大迫力の怪獣バトル。
ときどき実景と区別がつかなくなるミニチュアワークもスゴい。
そして、私がこの映画を観ていた新宿の街の直上を翼長100メートルの成体ギャオスがかすめていく臨場感!
「vs ビオランテ」をピークに、だんだんゴジラを本気で楽しめなくなってきていた怪獣映画ファンをひさしぶりにおなかいっぱいにしてくれた一作でした。
ごちそうさまです!