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ガメラ 大怪獣空中決戦のQTakaのレビュー・感想・評価

ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)
3.9
怪獣映画は、何も考えずに楽しませてくれるものでなければいけない。
ただ、だまって、スクリーンに集中できる至福の時だ。
そんな楽しい時間を堪能した。
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金子修介監督によるガメラ。
後に続く平成ガメラシリーズ3作の一本目である。
陸、海、空の自衛隊による協力も有って、兵器お宅達にも垂涎の映像だ。
それまでの東映怪獣映画とは一線を画すのは、”子供向け”ではない点だ。
したがって、あえて子供は出てこないし、子供目線のカットも無い。
主役は、ガメラとギャオスで、対するのは自衛隊だ。
つまり、大人の映画なんだ。
とは言え、東映伝統の怪獣映画おなじみのキャストも居られる。
これ、お約束。
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そして、その自衛隊です。♡
迷彩柄のF4ファントム
F15の編隊飛行
チヌークの編隊飛行
空自のシーンは、カッコいいですね。
海自の艦船も、本物ってイイですねぇ。
極め付けは、陸自の車両ですかね。
戦車は、74戦車でしたね。
戦車っぽいところが好きです。
特撮との組み合わせも絶妙で。
この、実写と特撮のマッチングがとっても重要ですよね。
さらに、忘れてはいけないのが、着ぐるみの中の人(スーツアクター)。
メイキングを見ると、ギャオスの中は、女性だったんですね。
確かに、ギャオスってスリムだからね。
怪獣映画の着ぐるみは、常に大変だと思う。
その努力も重要だね。
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怪獣映画の常として、多才な出演陣と言うのも有る。
この映画の場合、ニュースシーンが多く有って、本当のアナウンサーが多く出演していた。
私が気付いたのは、佐藤二朗さん。
あれあれ?ホトケ?
そのヘルメットよく入ったね。
って思った。
自衛隊のヘリコプターを操縦していた。
普通に、ボケずに、まじめだった。
主役の方々は、盤石の演技でしたね。
中山忍さんが、お若くて、かわいくて….
藤谷文子さんって、映画初だったんですね。
他、怪獣映画に欠かせないベテラン達。
どのシーンを見ても、入り込める安心感。
キャストが支える部分ってありますよね。
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それにしても、福岡ドーム。
かっこよかった〜。
なんか、メカが、メカっぽくて。
これが、実在しているって事が、すごく未来っぽかった。
一方で、東京タワー。
完全に壊しちゃってましたね。
壊したの自衛隊だけど。
しかも、ギャオスの巣になっちゃってましたし。
この新旧の建物比較もちょっと面白かった。
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ということで、平成ガメラシリーズ。
続く2本も見ます。
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