ルパート・サンダース監督が
グリム童話の「白雪姫」を
ダークファンタジーにした
作品。
白雪姫のキーワードとなる
アイテムを巧妙に残しながら、
全体的には「戦記ファンタジー」
といった感じの作品に仕上がっ
ています。
白雪姫が善で継母の魔女が悪
というような勧善懲悪という
ようには作られておらず、継母
の魔女にもそれなりに悪に染
まっていった理由などが語られ
ていて群像劇のような趣もあり
ました。
白雪姫の迷い込む「闇の森」の
描写と小人達に導かれていく
「サンクチュアリ」という妖精の
住む森の描写がすごく対称的
でした。
サンクチュアリは「もののけ姫」
の森の描写に似たところがあると
おもいます。
全体的に少し物足りなさを感じ
ないでもありませんが、CGも豊富
に使用されていますし、アクション
シーンも迫力があるので、気軽に
観る分には十分楽しめます。
ただ、少しホラー映画よりな作品
です。
