広島カップ

暗闇にベルが鳴るの広島カップのレビュー・感想・評価

暗闇にベルが鳴る(1974年製作の映画)
2.5
女子学生寮に異常者が侵入するというサスペンス。
オープニング、夜の寮の周囲を鼻息フンガフンガさせながら歩き回る男の目線のカメラから始まり、一人目の女子学生が殺されるまで10分位のシークエンスを観ていてこれは怖くはならないと安心(?)してからは、気持ちは他所に行っちゃいました。

暗闇だけではなくうるさい位にやたらと変態男から電話が鳴ってきます。
電話に出るのがオリビア・布ッ施ー、ではなくてオリビア・ハッセーが殆んど。
(資料によってはハッシーと表記する場合も見受けられますが橋幸夫と一緒になった訳ではないのでハッセーが正しいか?ちなみにマーゴット・キダーはキダタローと一緒になった訳ではありません)

きっと製作者は電話に出る度に受話器の向こうの変態男に対して眉間にシワ寄せながら「もう止めてよぉぉぉ」と言う彼女の困り顔や慄き顔を撮る事が本作の主な目的だったのではないか?と思ってしまいます。

映画関係者はもとより映画ファンの誰もが知っている『2001年宇宙の旅』(1968)、主演を演じたのがキュア・デュリア。
超有名作品には出ましたがその他の目立った作品が全く無い彼。本作は2001...の6年後の出演作でなんとなく元気の無い感じが気になりました。
もっとも2001...の時も元気のある役ではありませんでしたけどね。
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