まず、ロケーションが素晴らしい。
山西省大同市の新栄区にある村らしく、昔の城壁が残されていて最初、時代設定が分からなかったけどチョウユンファとかキープクールとか出てくるから、90〜00年代あたりだと分かって、それはそれで驚いた。
時が止まったかのような素朴で質素な暮らしと子供達の賑やかさ、雄大な自然の景色が見ていて飽きない。
岩壁の隙間から何度も出入りするシーンが好き。
行ってみたいなー。
撮影陣と村人の食い違いがまさに都市部と農村部の理想と現実。
事実とは異なる台詞がどうしても言えないみたいなのはキアロスタミの作品にもあったな。
割り切れない感じとか、露出計を丁寧に布に包み、時々拭いて心配するショーシェンの純粋さが素敵だった。
毎度怒られるのに懲りないリウツも友達思いだし、優等生の男の子が真っ直ぐで優しくて良い子すぎ。
ラスト、子供達の笑顔がキラキラと輝いてて素敵だった。