きりま

バーン・アフター・リーディングのきりまのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バーンアフターリーディング

シリアスで死人も出る映画だけど、コメディ。これぞブラックコメディ。
大物揃いの実力派俳優陣による、俺の好きな人間関係ぐちゃ混ぜ系のストーリー。あいつとあいつが結婚してて、でもあいつはあいつと浮気してて…どいつもこいつも浮気してる。途中から出てくるブラピ演じるジム職員のチャドは、素直で脳筋で可愛い。ティルダ・スウィントンはただただ美しい。イギリス訛りも美しい。この手の映画は主人公が誰なのかわからないけれど、一応最初から最後まで出てくるオズボーン・コックス(ジョン・マルコビッチ)が中心となっているかな。
オジーの書いたしょーもないCDデータがチャドとリンダを興奮させ、浮気関係も絡み合って思わぬ展開へと繋がっていく。映画として、ひとつの方向に進んでいく感じは序盤中盤無かったけれど、終盤にかけて山がしっかりあって収束していく感じはあった。
アメリカCIAの演じる上官(JKシモンズ)とその部下が、最初と最後をサンドイッチ。彼らの語りで第三者的に引いてみれるからこそ笑ってみてられる内容に出来上がっている。視聴者心理をよく掴んだ作品だった。
スリリング要素とコメディ要素が欲しい人へ
“Jesus fucking Christ.”=「手の焼ける事件だ」上官
2008★★★★
きりま

きりま