もう何度観たか分からないマイベスト作品「シン・ゴジラ」のモノクロ版がアマプラに来ていたので鑑賞。
やはり最高だ。前半の会議シーンの面白さと中盤以降のゴジラ凍結作戦の熱量。何度観ても傑作は傑作であり、揺るがないということを実感。
本作はモノクロ版ということで、現代劇であるにも関わらず初代ゴジラのような質感がある。特にゴジラの熱線描写は初代ゴジラを想起させる。カラー版も怖いけれど、モノクロ版も怖い。
モノクロ版だからというわけではないが、久々に鑑賞してみて感じたのが「シン・ゴジラ」はプロフェッショナルたちの人間ドラマだということ。
・部下たちをまとめあげるリーダー
・権謀術数や交渉に長けた政治家
・軍事、化学など各分野の官僚たち
・異端の生物学者
・自衛隊、警察、消防
などなど
各分野のプロが集結し、知識や知恵、経験を出し合い、各々が各々の「仕事」を遂行し、それらが昇華していくところにカタルシスがある。怪獣映画、災害シミュレーション映画としてだけでなく、色々な楽しみ方ができるから何度観ても面白いし、傑作なんだろうなあ。
以下は個人的なメモ
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定置網は何度聞いてもパワーワード過ぎておもろい笑笑
「えっ動くの?」
「そりゃ生き物だからな」
「こんなときに名前なんて、どうでもいいでしょう」
「あなたの国は誰が決めるの?」
高層ビルとビルの間から自衛隊機がゴジラに突入していくシーンが何度観ても最高。
「私は現場の報告を信じるだけです」
「やったか」はやってないのよ笑
「矢口、まずは君が落ち着け」
「この国で好きを通すのは難しい」
「ああ、僕1人じゃな」
「総理、そろそろ好きにされたらどうでしょう?」
「礼は要りません。仕事ですから」
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