Jimmy

ギャングを狙う男のJimmyのレビュー・感想・評価

ギャングを狙う男(1953年製作の映画)
4.0
いやぁ~、これは久々にサスペンス映画らしいサスペンスだった😎
けっこう見応えがあって、面白かった。

冒頭ボクシング場面で始まり、現在はタクシー運転手をして地道な暮らしをしているアーニーという男(ジョン・ペイン)は、綺麗な奥さん(ペギー・キャッスル)がいるが既に愛想をつかされている。その奥さんは、夫の知らない所で浮気もしていた。
しかし、たまたまタクシー運転手の夫が妻の浮気現場を目撃してしまい、頭に血が上って乱暴男となる。そんなムシャクシャしている男に「あなたにしか頼めないの…」と言って頼みごとをする女性リンダ(イヴリン・キース)だが、彼女は舞台女優の役が欲しくて、アーニーを劇場に連れて来て演技をしていたのだった。それを知ったアーニーは舞台関係者を殴りまくって、警察に通報されて「暴行犯」として追われるハメになる。
しかし、彼のタクシーの後部座席には浮気相手が殺した妻の死体があって、「暴行犯」ではなく「殺人犯」として追われることになるが、アーニーは妻の浮気相手の男(=本当の殺人犯)を探し求めることになり……という「警察に追われながら、自分は真犯人を追う」というサスペンス映画の王道を行く展開になる。

監督はフィル・カールソン、面白い物語をテンポ良く83分にまとめる手腕は見事‼️
また、観終わった後には、心地良くなる快感があり、「こういう映画を観るのは幸せ…」と思ってしまう佳作であった🙂
Jimmy

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