ぽち

放蕩娘のぽちのレビュー・感想・評価

放蕩娘(1981年製作の映画)
1.0
登場人物全員が、何がしたいのか、何が言いたいのか全く理解できずに、眠気との戦いになった作品。

精神的に不安定という設定なので、言っていることが支離滅裂なのはまだ理解できるのだが、その娘との会話が成立していないのに物語は進んでいっているので、結局全員の心の動きが把握できず、結果として監督が何を描きたかったのかはおろか、テーマさえも見えてこない。

大筋は父親との近親相姦に走っていく過程を描いているのは理解できるが、そこから何か訴えるものを見つけることはできなかった。

超好意的に見れば、練りに練った台詞を翻訳しきれなかったと想像できるのだが、でも、ほとんど会話で構成された内容は、正直退屈ではある。

個人的には全くノレなかった作品。



余談。
まぁ、メンヘラ女にロックオンされたら、普通は一目散に逃げるのだが、今作では父親。逃げるわけにもいかないってのが切実ではある。

でも、この父親にしてこの娘か・・・って感じはしたので、似た者父娘なんだろうなぁ。笑
ぽち

ぽち