冒頭、ダイナーに殺し屋が入ってくるシーンからもうこの昔ばなしのようなお決まりのノワール調とでも言おうか、後のフィルムノワール憧れの作家たちで散々繰り返されるシーンが最高も最高、そこから興奮して没頭し…
>>続きを読む或る日ばったりと連絡が途絶える。一日二日は何とか脳内で都合をつけるが、三日目を過ぎると疑念が浮かぶ。
拳の怪我で引退を余儀なくされたボクサーのバート・ランカスター。恋人がありながらも暗黒街のボスの…
前からずっと観たかったやつ。ロバート・シオドマクのノワールはどれも面白い。冒頭のダイナーのショットからしてヤバかった。手前の男はタバコを吸い、上には鏡があり、後ろには引き戸の窓から銃を構えた男がいる…
>>続きを読む主演のバート・ランカスターが殺されるところからはじまり、主演がいきなり死んでしまうということは必然的に回想劇にならざるを得なくて、そんな回想映画が面白くなるはずないだろうと思っていたら、あれよ、あれ…
>>続きを読むフィルム・ノワールについての本を読んで興味を持っていたシオドマク監督作品。やはりこの時期の白黒撮影は素晴らしい。内容はノワールの定形という感じだが、冒頭のヘミングウェイの短編から持ってきたであろう…
>>続きを読むある田舎町のガソリンスタンドで働く男が、プロの殺し屋二人組に射殺される。彼は殺されることを予期していたが、無抵抗に項垂れたまま殺された。保険会社で調査を務める主人公が、その被害者の過去を追うというス…
>>続きを読む面白いノワール・フィルムは数あるが、この作品、その頂点に立つような大傑作!
ロバート・シオドマク監督の上手い演出もさることながら、なんといっても美貌のファムファタール=エヴァ・ガードナーが鳥肌もの…
静かな夜に差す光で二人組の男が浮かび上がる。入ったバーでも空気は物々しくマスターとシェフと居合わせた客を拘束する。やがて一人の男を部屋へと出向き射殺する。そして調査と証言によって語られる。
眺めの…
【これぞフィルムノワール】
陰影を強調したシャープな映像で、官能的な悪い女が出てきて、ストーリーが二転三転して、映画好きが思わず喜びそうな演出があってと、ロバート・シオドマク監督の『殺人者』はこれ…