Rui

ステレオ/均衡の遺失のRuiのレビュー・感想・評価

ステレオ/均衡の遺失(1969年製作の映画)
3.0
デヴィッド・クローネンバーグ監督の最初期の作品。正直言って、ファンが観るための映像だと思います。ただし「生殖という要素は人間の性愛の一部であり、それを取り除けば両性愛が自然な形となる」ってちうセリフだけは強烈に刺さった。このような鋭い視点の考えを50年以上前から持っていたのが驚きです。

ナレーション主体の作品であり、ファンの自分でも"おもしろい!"とは言えない出来ではありますが、その後の作品のエッセンスは十分感じることができます。逆に、天才でもこういう不出来なものも最初期に作っていたんだと知れて安心しました。笑
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