映画は遠い過去のはなし

蜘蛛女のキスの映画は遠い過去のはなしのレビュー・感想・評価

蜘蛛女のキス(1985年製作の映画)
3.1
◎ほぼワンシチュエーションの中で愛と妄想を語る同性愛者モリーナと反目しながらも次第に心を開いていく政治犯のヴァレンティン。

◎刑務所ではブルーが基調の配色の中に映える赤いスカーフや鞄、チョコレート箱。
モリーナが出所してからはブルーの配色からモリーナの血を象徴的に表す赤の配色への変化。

ラストのヴァレンティンと恋人との船出は、モリーナが不憫に思えてならないのだけど、小説を読めばしっくりくるのだろうか?
「未来世紀ブラジル」のラストを思い出してしまった。