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女囚さそり 第41雑居房のLODGEのレビュー・感想・評価

女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)
4.0
さそりシリーズ第2弾。
相変わらず、梶芽衣子嬢がお美しい。。。そして、セリフほぼ無し。
眼光の鋭さがパワーアップしています。むしろホラーです。
そして、女囚達、看守達の気狂いじみた感じも漏れなくパワーアップしています。

またしても独居房に入れられているナミこと、さそり。
署長が直に栄転になり、刑務所から離れると言う。
なんでもこの1年間は独居房にナミを入れてたので、それほどの騒ぎは無く、それが評価され栄転だと言う。

しかし、このまま穏やかに事が済むわけがない、、、
ある日、法務省巡閲官が様子を見にきて、全員を整列させた時にナミも独房から連れ出される。
署長が挨拶をしろ!と凄んで来たその時、尖らせたスプーンで署長に襲いかかり、斬りつける。
両手、両足を拘束されているにも関わらず。
またもや全体責任として、重労働を課せられ凄惨な処罰をくらう。
そんな中で、隙をみてまたもや、女囚数名と脱走を図るのであった。。。

演出が、前回から変わったの?と言うくらい違う。
ストーリーもクソもない。
前回は、パピヨンや暴力脱獄感を個人的に感じたんですが、今回は、所々に入るサイケな映像、イメージ。寺山修司臭がします。

スプーンを尖らせてるけど、むしろ別物をどこからか拵えたレベルだし、
ちんちんで騒ぐし、
また謎の重労働だし、
署長は何回刺されても中々くたばらないし、、、

相変わらず、ツッコミ所満載で、書ききれません。もはやコメディ映画として観ています。
しかし、この雑多な70年代味が堪らなく好きなのもまた事実。。。
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