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うず潮のcsmのレビュー・感想・評価

うず潮(1964年製作の映画)
5.0
日活が築き上げた全て飲み込む小百合渦フェミが林芙美子というテーマを得てここに極まる。こんなに美味しそうにうどん啜る映画他に知らない。朝からしじみ採って出会う網元のボン賢ちゃんの頭身に刮目。魚みたいに海の底で暮らしたいーみたいな独自のメルヘン返しにすぐやられる賢ちゃん。帝大ボン浜やんもズケズケ&バイオリンですぐ小百合の虜、でも小百合は二谷「飢え」。二谷なんか女学校で先生やったらヤバい、生徒の生理周期狂います。東北なのかキャラ濃い沢村貞子が胸高毛深チェックしてりゃいい。小百合養父はよりによっての東野英治郎、奈良岡も女捨てきれない。偽薬売り歩く東野の後ろには子供しかいないしオイチニー同じ仕事してる兵衛さんは娘の林寛子残してお縄。小百合友のカルチャー大好きお嬢さん、役者菊丸への熱い視線最高。田代みどりさんとのエスっ気もありつつ、なんつうカルチャー人間。インテリ浜やん保守的賢ちゃんへ何かと言えばうどんうどん、たこの天ぷら魚介も豊富で鳩がザバー。2人ふんどしで泳いでガタついてからの賢ちゃんの生足を見よ。小百合のバイトはうどん踏み踏み尾道だから帆布もね。小百合の放浪記ないの、あるよね当然やるよね今からでもやろう。
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