フクイヒロシ

メキシコ万歳のフクイヒロシのレビュー・感想・評価

メキシコ万歳(1979年製作の映画)
4.0
『戦艦ポチョムキン』のセルゲイ・M・エイゼンシュテイン監督が、メキシコの受難の歴史とたくましい土着文化を描いたモノクロ映画です。1939年に撮影されたのち制作が中断され、1979年に助監督のグリゴリー・アレクサンドロフが完成させたもの。ドキュメンタリー部分が多く、被写体とも近いので、1939年を生きるメキシコの人たちの熱気が伝わります。

「死者の日」の祭りのシーンがありますが、これはかなりおどろおどろしい雰囲気で撮られています。当時のメキシコの生活文化や、伝説の闘牛士ダヴィド・リセアガ(超絶イケメン!)本人が出てきて女性からモテモテの様子や、圧政に苦しむ民衆が描かれていたり、体の半分を生き埋めにされた男が馬で踏まれるシーン(どうやって撮ってんの?っていうか多分普通に怪我してる……)とかがあったりして、なかなか面白いので是非観てみてください。



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‪「死者の日」って知ってる?<『リメンバー・ミー』でも話題> | FILMAGA(フィルマガ) https://filmaga.filmarks.com/articles/2318 #FILMAGA‬