方眼

ワーテルローの方眼のレビュー・感想・評価

ワーテルロー(1969年製作の映画)
3.9
1970年”Waterloo”。イタリア・ソ連合作。ラウレンティスの戦争大作。おそらく英仏で2万くらいのエキストラが、ウクライナの草原で、軍事演習のような撮影。最多登場人物数映画を更新したと思われる。1814年ナポレオン(ロッド・スタイガー)がロシアから撤退しエルバ島に隠退させられるところから始まり、すぐ復活、英国紳士ウェリントン公(クリストファー・プラマー)とのワーテルロー合戦を描く。後半1時間、みっちり戦場。騎兵、砲兵、歩兵の配置と、右翼左翼の先陣、進軍退軍、方形陣と騎馬隊など、圧倒的な人馬エキストラと、草原と、ボンボンあがる砲弾の煙で、戦争絵画のような画面が延々つづく。衣装や小道具も数万揃えたと思うと、気が遠くなる。驚くべき大作だが、ドラマは平坦なので寝落ちしそうになった。
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