このレビューはネタバレを含みます
ロドリゲス監督によるIQ激低最強悪趣味スプラッターコメディ
B級映画の金字塔。
自分も大好きな映画です。
ロバート・ロドリゲス
×
クエンティン・タランティーノ
×
ジョージ・クルーニー
もうこの時点で最強の布陣すぎる。
つまらない訳がないんですよねこれが。
もうとにかくやりたい放題度が高すぎて、観てるこっちも幸せな気分。
やっぱ好きな事を貫いてる映画が面白いんだろうな、って思う。
なんかあれやこれや文章で言うタイプの映画では無いので、箇条書きで好きな部分をまとめました。
・ジョージ・クルーニーがめちゃくちゃかっこいい。悪党なんだけど気が良くて仁義あるキャラも魅力的。
・タランティーノのかなり気持ち悪い演技。幼児的な異常者の役にすごくハマってる。
・最高すぎる雑貨店爆破シーン。その後のオープニングの演出も遊び心満載で楽しい。
・冴えない家族3人。前半は言われるままの人質ですが、後半に覚醒します。超胸アツすぎる。
・トイレ中の女子をめちゃくちゃ眺める入国審査官、かなりキモい。
・主人公たちが行く酒場が頭悪すぎて最高。ちなみに店名は「おっぱい・ぐるぐる」。世界観が急にマッドマックスへ。
・おちんちんピストル
・雰囲気がアホすぎて全くエロを感じさせないストリップシーン。この時流れてる音楽が最高。
・素晴らしいカットと編集、構図のセンス。兄弟が同時にピストルを構えるところがマジでかっこいい。
・本当になんの前置きもなく急にヴァンパイアスプラッターへ……ww
伏線ゼロ。ジャンルが変わるのにはものの10秒もかからない。
・さっきからステージで演奏してたバンド達もヴァンパイアに豹変。なんか人体を切って繋げたみたいな意味わかんない楽器弾いて荒れ狂ってます。
人間を襲おうとしないのはプロ意識の表れ。
・時代を感じさせる味のあるVFX。
・ジョージ・クルーニーが牧師のおっさんを諭すシーン、良い。それなりに人間ドラマも無いことはないんです。
・コンドーム水風船
・噛まれたことを自己申告する牧師のおっさん、スプラッター映画において優秀すぎる。
・しっかり生き残りそうなヤツが生き残る、期待を裏切らない。
・安易に子供を連れて行かないジョージ・クルーニー、かっこいい。
・実は酒場の下に地下帝国を築いていたヴァンパイア達、オチまでしっかりバカバカしい。
もう本当にB級映画映画のお手本のような作品。
こういうセンスの良くて頭の悪い映画が増えたらきっと世の中平和になります。
クエンティン・タランティーノ監督はプロデュースでも超名作を生み出してるの本当に凄いこと。尊敬しかない。