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ミネソタ無頼のodyssのレビュー・感想・評価

ミネソタ無頼(1964年製作の映画)
2.5
【父娘と無頼漢2人】

BS録画にて。
マカロニ・ウェスタン。

殺人で囚われていた中年ガンマン(キャメロン・ミッチェル)が逃走して、自分の無実(殺人が正当防衛であること)を証明することができる昔の仲間のところに赴くが、彼は一味と共に町を牛耳る保安官となっていた。一方、対抗馬の別の一味が町はずれにいて・・・

筋書的にはどうということもない作品ですが、ヒーローが娘に再会して、しかし自分が父だと名のれないところに妙味が。(でも、娘はちょっと鈍いな。メダルを二分した装身具を父娘が持っていて・・・のシーンがあるのに、全然気づかないんですから。)

娘役(ディアナ・マーティン)と、二人の悪漢の間で揺れ動いている地元の女(エテル・ロージョ)の役と、ふたりの女優が共にいい女。前者は「妻にしたい」、後者は「愛人にしたい」女の典型かな(笑)。

今からすると特に上出来の映画と言うほどでもありませんが、以上の二点が見どころかと。
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