ゆうたろう

ミネソタ無頼のゆうたろうのレビュー・感想・評価

ミネソタ無頼(1964年製作の映画)
4.1
ラストはちょっと反則。視力の弱まった老ガンマンが眼鏡を掛けて再出発かと思いきや、眼鏡を宙に放って狙撃。ラストカットは撃ち抜かれたレンズを手間に荒野に消えていくガンマン。見た人50人しかいないけどこんなん皆好きでしょ。正体を明かさないのも好み。
ハードボイルドなミネソタ・クレイのキャラクターも俳優自体がどこか牧歌的な雰囲気を持った人だから味わいがあってとっても魅力的。

銃撃戦も見ごたえがありましたね。中盤の籠城戦の勢いがある感じも好きなんだけど、やっぱり音をたてたら即死なクライマックスが良い。暗闇での駆け引きはカメラワークも相まって凄い楽しかったし、無事に帰ってきたと思ったら…っていうのは大好物ですよね。小物を活かして決着っていうのも綺麗。
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