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黒沢清『ドレミファ娘の血は騒ぐ』とほぼ同じ年に公開された、森田芳光による愛しか感じないゴダール模倣映画。

あの大傑作『ときめきに死す』と同年の作品でありながらB面的な扱いの作品だが、この“不発の夏”を切り取った本作の心地好さといったら堪らないものがある。

本当にユニークな作品だが、所謂“面白い”といって他人に勧めるとポカーンとされることは間違いなしなので要注意。薬師丸さんも本当に素敵。