櫻

メイン・テーマの櫻のレビュー・感想・評価

メイン・テーマ(1984年製作の映画)
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恋はいつかタネがわかってしまう手品のようなものなら、明かされないうちに夜を楽しもう。振り子のように無邪気に行き来してついた傷が煌めくから、少女は昨日より大人の顔をして朝を迎える。愛ってよくわからないけど、傷つく感じが素敵。笑っちゃう、涙の止め方も知らない。 20年も生きて来たのにね。薬師丸ひろ子のラストの表情を見るために、わたしはこの作品を最後まで観ていたのだと思った。
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