これは恋愛映画ではなく、付き合っていた女性と倦怠期に入った男が、夢の中の理想の女性を求めるというある種妄想めいた映画。

かといって重くなく、しかしラストに至っては深みがあるような、実に不思議な作品だがあまり好かれるタイプでないことは確か。

元バンドマンのためか寝室の周りを防音壁にするだとか、夢へのこだわりに取り付かれていく。
夢の中の女性がペネロペ・クルスということも、夢に賭ける情熱が見えてくる。

主題を間違えずに見た方が楽しめるのは間違いない。

毎日夢に出てくる美女。

現実世界で その美女と出会う。

明晰夢のお話。

夢見て恋愛上手になる訳やない。

邦題はスルーしましょう！！
映画観てもいないのに題名付けちゃったってヤツ！！
原題の「The Good Night」がしっくり来る映画です。

盛り上がりは殆ど無い映画でしたが、私は好きです☆

マーティンフリーマンとサイモンペッグが一緒にいる"画(え)"が見れただけで、もう満足！！

マーティンフリーマンの冴えない感じ。んもー！！凄く好き！！
この映画のサイモンペッグは結構な"クズ"っぷり笑。

眠っている時に見る"夢"のお話。
私は眠りが浅いから凄く夢を見るんですよ？！
だから、この映画も興味持って見ることが出来ました☆

マーティン演じるゲリーとグゥネス演じるドーラは"恋人同士"なんだけれど、"夫婦"の設定でも良かったかなー。

ドーラはゲリーに優しく無くて、結構冷たくて、文句ばかり言っているのに、
寝る時に電気を消す前に必ず
"I love you"
ってドーラから言うのが印象的だったなー。

ゲリー(マーティン)は眠っている時にペネロペ演じる美女が夢に出て来るようになる。
ペネロペと良い感じになるのに、あとちょっとのところで目が覚めちゃう。
"くっそー！！あとちょっとで良いところだったのに！！"
で、"夢"に関する本を買ったり、"夢のセミナー"(なんじゃこりゃ？そんなのあるの？)に参加したり…。
夢を自在に操れるようになりたい！！ってなるんだけど…

これ、ドーラの…女目線で見たら、いきなりカレシが窓を黒い防音ボードで塞いで真っ暗な部屋にしたり…な、なんなの？ってなりますよねー。

夢の中に出て来るペネロペに恋をするマーティン。
そのペネロペが自分の前に現れたら？
夢とは全く異なる人格でガックリするマーティン笑(^-^)…。

で、オチがなんともブラック(>_<)!!
ギャー！！ってなって⤵︎
あー良かったって⤴︎って思ったのに
もう一段階落とされます⤵︎(T_T)。

映画が終わってから、映画の冒頭を観るとなるほど…って納得。

90年代に一緒のバンドを組んでいたバンド仲間のスティーヴングレアムや、ゲリー(マーティン)の元カノや、ポール(サイモンペッグ)が
ゲリー(マーティン)についての思い出を語る冒頭のシーンはここに繋がるのかー！！と納得！！
(と、映画を観終わって冒頭をもう一度観ました☆)

映画に始終流れるBGMも、マーティンがピアノで弾くメロディも好きでした☆

PS.私も寝る前に自分の両手を裏表良く見てから寝るようにしてみようかな☆




監督はグゥネスの弟ジェイクパウトロー。
だからグゥネスが出てたのねー。
ブロンドじゃないグゥネスは余り綺麗！！って感じじゃなかったけれど(しかも髪の毛えらく長いのーぉ)、でも魅力的でした☆

わ、私はペネロペクルスよりはグゥネスのほうが好きたな…。
ペネロペ、苦手かも…。

マイケルガンボンが出ていて、誰っけ？ってなったのだけれど、ダンブルドア先生でしたー(>_<)!!髭が無いんだもの(^_^;)。