トムトム

仮面ライダースーパー1のトムトムのレビュー・感想・評価

仮面ライダースーパー1(1981年製作の映画)
3.5
初めて能動的に触れた仮面ライダーで幼心に刻まれたマイナンバーワンライダーです。

平成ライダーはギミックや要素がてんこ盛りだと言われますが、宇宙+拳法にファイブハンドにバイク二台と平成ライダーに負けないてんこ盛りなのにこのシンプルなカッコいいデザインが最高です。

もうOPの激アツの歌が最高です。
子供の頃に歌っていると高確率で「忍者ハットリくん」のOPとゴッチャになっていました。

中国の皇帝が作った空飛ぶ火の車を代々守る凄腕の鉄砲集団という風評被害にも程があるマタギの村を舞台にストーリーは進みます。
今作は地獄谷5人衆という怪人集団とのバトル中心の構成なので非常に観やすいです。

元々チート級に強いスーパーワンですが、今作は強い味方が揃いすぎて戦力が過剰気味です。

守るべきマタギの子供達ですら敵戦闘員くらいならタイマンでボコれますし、何より師匠の玄海老師のとんでもない戦闘力が凄すぎます。
生身のままで怪人を圧倒しますし、投げつけた刃物を投げ返されて致命傷を負ったストロングベアがドン引きしていました。
普通のパンチで怪人を爆破させますし。

昭和ライダーアクションの完成形と言っていいアクションが素晴らしいです。
特に今作は顔出しで怪人も演じている中屋敷哲也大戦です。
現場でめっちゃ忙しかったんじゃないでしょうか。

昭和の大らかな感じというか木のバットを持ってブン殴ってくるいじめっ子や逃げる子供達でも容赦なく爆破する姿勢が好きです。
あまりに近くで爆発しているからマタギの女の子がガチで怖がっている様に見えます。
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