タカシサトウ

エリン・ブロコビッチのタカシサトウのレビュー・感想・評価

エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)
4.0
  主人公のエリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)が、相手企業に対して、ひたすら歩き回って足で一つ一つ稼いで証拠を集めて積み上げていく所がなかなかだった。

 また、弁護士のエドワード(アルバート・フィニー)との言い合いのやり取りも。そして、監督のスティーブン・ソダーバーグの演出が、淡々としているけれども、それが、少しずつ積み重なっていく。

 観るのが2回目でもあるし、裁定(調停)の結果が分かっていたけれども、ハラハラしながら観れた、果たしてやれるのか、とか、妨害が入るのか、とか。そして、さすがに、結果を住民に知らせる所はグッとくる。

 唯一、残念だったのが、エリン・ブロコビッチの3人の子供たちの存在、いつもシッターに任され、ジョージ(アーロン・エッカート)に任され、置き去りにされ、一体どうなって行ったのだろうという事が気がかりだった。

 ジュリア・ロバーツが貫録の演技、スティーブン・ソダーバーグのこういう演出は、あまりに劇的でないのでちょっと辛い所もあるが、かなり好きな方だった(2022.8.2)。