nt708

人生模様のnt708のネタバレレビュー・内容・結末

人生模様(1952年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白い!どの物語もハッとさせられる結末で実に洒落ている。それでいて機智に富んでいるから観ていて飽きることが無く、全ての作品を観終えた後にもまた続きが観たくなるような中毒性を持つ。

個人的にはやはり『The Last Leaf』が一番の好み。あまりにも有名な話ではあるゆえに物語の大筋は知っていたのだが、原作を読んでいない私にとっては上の階に住む画家がどのような影響を主人公たちにもたらすのかが気になるところだった。まさかあのような展開になるとは、、起承転結というのが物語のひな型だとしたら、短編の面白さはこの順番をばらばらにしたり、あるいは飛ばしたりして観客の想像を掻き立てるところにあるのではないだろうか。

最近、短編映画のちょっとした企画を考えているため、大いに勉強になった。私も本作のような洒落が効いていて、機知にとんだ映画を作りたいものだ。
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