学校図書室の名作コーナーに、O.ヘンリーの短編集が置いてあった記憶がある。
新刊本に比べて、少し古い装丁で、歴史を感じさせる本たちの中でも、
王道感を漂わせるO.ヘンリー短編集。
でも、よくよく思い出してみると、
「最後の一葉」と「賢者の贈り物」しか読んでいなかった。(「最後の一葉」は読んだことも忘れていた、、)
その有名2作も含めた、彼の短編集を
オムニバス形式で見せてくれる1952年の
こちらも古典的な映画。
まあ、kindleの映画版っていったところかな。
正直、「一葉」と「賢者」以外は、装丁(想定)があまりにも古過ぎて、ギャップを感じてしまった。
一作目の刑務所に入りたい男の話は、
そのまんま、チャッブリンの「モダンタイムズ」のIシーンだし、
二作目、四作目は、犯罪が絡んでいるので
話自体に入り込めないし、笑えないかな、
まあ、さすがに有名なあの二つの話は、
オチが見事に決まっていて、楽しく観ることが出来ました。
ウキペディアによると、O.ヘンリー自身がかなりドラマチックな人生を送っており、
(逮捕、逃亡、家族の死、投獄、酒、、)と、彼自身の伝記映画が作られても、面白いかなと思いました。
彼自身は、破天荒な人生という感じなだけに、「賢者」や「一葉」は、自らへの罪滅ぼし、あるいは、「こうありたかった」という理想を作品に込めた気もします。
映画としての本作の方は、古過ぎてあまりあまりオススメしませんが、
図書室の古いコーナーに立ち寄るのも、まあ、趣きはありますね
PS.装丁と想定、我ながら上手い!😅
オヤジギャグの自画自賛🥸