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人生模様のdesperadoiのレビュー・感想・評価

人生模様(1952年製作の映画)
3.5
短編小説を膨らませて長編映画化した例は数あれど、短編のまま映画化したものをアンソロジーとして仕上げた作品は珍しい気がする。ポーの短編が原作の『世にも怪奇な物語』や『バスターのバラード』にもジャック・ロンドン原作のエピソードが一つあったか。短編小説好きとしてはこの手の作品は大歓迎。アメリカ文学に限ってもパッと思い付くところでヘミングウェイやカーヴァーは元々映像的でやりやすいだろうし、フォークナーやオコナーの描く独特な南部の世界も映像で観てみたい。

本編の感想とはズレるが、「ナレーションはスタインベックなんだ、へー」とのんびりオープニングクレジットを眺めていると、声の出演だけでなく案内役のような形で出演していて驚いた。役者や監督だけでなく、ナレーターまで豪華。
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