てくのすけ

ピッチブラックのてくのすけのレビュー・感想・評価

ピッチブラック(2000年製作の映画)
4.0
おお面白いSF。謎の惑星に不時着した宇宙船。メンバーの中に一人凶悪犯を入れることによる緊張感と疑心暗鬼、どこまで人を信じるかの境界線。低予算を逆手に取ったビジュアルも斬新で、乾ききった砂漠の光景と恐怖におののく闇の深さの構成も無理がない。サバイバルホラーに子供4人も入れるのも驚き。

暗闇に一瞬火が灯ったときの絶望感なんかもスゴい。しかし何といっても最高なのがやはりリディック。暗所が見えるという特性がストーリーと上手く絡んでるし闇に溶ける姿もミステリアス。ヴィン・ディーゼルのマッチョぶりが説得力となって、群像劇でありながらダークヒーローとして機能してます。

これが続編の『リディック』に繋がるのかあ。全然方向性が違うんだな。例えれば『エイリアン』や『ターミネーター』の1と2くらい違う。断然こっちの方が面白いですが。しかしあの電池は丈夫だな。
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