NYに住むローズは、ある日骨董屋で「三母神」という本を買う。
著者は自身の住んでいる古いマンションの建築家だった。
実はこのマンション、3人の魔女のひとり「暗黒の母」のために建てられた館だった。
隠された地下室に死体を発見し、恐怖を感じたローズは、ローマに住む弟マークに連絡する。
その後マークの身の回りでも不審死が発生。
マークは姉のもとへ駆けつけるが、部屋に姉の姿は無く…
「サスペリア」のダリオ・アルジェント監督の、魔女三部作の2作目。
つまり、こっちがホントの「サスペリア2」です。
演出も「サスペリア」を踏襲。
原色カラーのライティング、オカルトを題材としながらもジャーロ映画のようなショックシーン、音楽はプログレっぽいし、ラスボス後は燃える館からの脱出。
身体に障害を持った人が、ストーリーの大筋とはやや無関係に凶暴化した動物に襲われる、なんて所も「サスペリア」と共通。…それいる？
とまあ、徹頭徹尾「サスペリア」。
しかしそれなら、この作品じゃなくて「サスペリア」をもう一回見ればいいじゃん、と思えたのが残念な所だ。
なんか、全体的に前作より安っぽいのよね。
特にラスボス、ショボショボな見た目に草。
テーマ曲は悪くないけど、やっぱり前作のゴブリンの方が好きかな。
