老いや死を描く上で、杉村春子を主演に据え、正面ショットや独特な台詞回しで、どうしても小津風に偏った演出を感じる。老人達の会話にはコミカルさと共に悲哀も同時に滲み出ていて、これぞ長く生きる者だからこそ…
>>続きを読む日本アカデミー賞作品賞とのことで期待して鑑賞したが、新緑の美しい風景や奇異な風習の描写以外に全く感じるものが無かった。様々な思わせぶりなカットの種明かしも無く何が何だか分かりません。
はい、私の鑑賞…
98.2136
主演の平均年齢が異常に高く、口調はお芝居仕様、ご都合主義的な出来事と、全く好きになれない要素盛りだくさんなのに、鑑賞中、鑑賞後、こんなにも人を愛おしく思える不思議な魅力。どのカット…
乙羽信子と杉村春子という往年の大女優2人の遺作となった作品を新藤兼人が撮る、ということなので、2人の佇まいや会話をじっくり堪能することのほうが重要な作品か... お話としては主役2人よりも印象に残る…
>>続きを読む深い映画なのか、まだこれを理解できるほど自分の人生経験が足りないのか…それぞれの生と死を分けるものは何なのか。石を一つの死の象徴として捉えているようで、死にゆくものには惹かれるもの、強く生きていくも…
>>続きを読む新藤兼人脚本監督、大女優杉村春子主演のヒューマンドラマ。第19回日本アカデミー賞最優秀作品賞はじめ5部門受賞。
杉村春子といえば『東京物語』の「やんなっちゃうな~」という名台詞の印象が強すぎますが…
近代映画協会