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午後の遺言状のAOIのレビュー・感想・評価

午後の遺言状(1995年製作の映画)
3.8
【老女優が避暑に訪れた別荘で過ごすひと夏を描く、おもしろうてやがて悲しき物語】

年代で言えば逆だが、なんとも例えがたい独特の世界観は、沖田修一監督を彷彿とさせるテイスト

『南極料理人』で沖田監督が、2009年度新藤兼人賞 金賞を受賞したと知り、わかりみが深い
この賞は「この監督と組んで仕事をしてみたい」と思った新人監督に贈られるそうだ

女優と別荘の管理人、女優の古い友人夫妻が登場するのだが、誰がいちばん幸せだろう…と、比較することなど、とてもできるものではない

意味不明のシーンもあるので、そこは考察頼み

管理人を演じた乙羽信子さんは進藤監督の奥様で、病を抱えて演じ、本作が遺作となる
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