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『CURE キュア』に投稿された感想・評価

なおす

なおすの感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

私黒沢監督のこういう、回路もそうだったんですが、ド派手な演出が一個もないけどどこか不気味で…みたいななんていうジャンルなんでしょうか?ホラーとも違う気がするけど…
こういうジャンルはとことん苦手なんだなと自覚しました。
精神的に狂っていくとかが見ててしんどかったです。

多分好きな人は無茶苦茶好きな映画だと思う。
よし

よしの感想・評価

4.0
小学生くらいの頃にこの映画をテレビで観たことがあるような気がする。
たまに既視感のある映画があって、これもそうだった。
本当に観たのか、自分の中に元々こういう感情があるのか、不思議な感覚。
その時は母親がリビングで観ていて、『どんな話?』って聞いたら、何て言ってたかな。映画も半分くらい過ぎた時だったような。とても懐かしい。
やっと観ました😀
多分、大昔に観たけど意味が解らなくて途中まで観てレンタル期限がきて返却したのだと思います😅📼



「クリーピー」「回路」等の黒沢清 監督作品


娼婦が惨殺される事件が発生
被害者は鈍器で殴打後、首から胸にかけてX字型に切り裂かれていた
犯人は現場で逮捕されたが動機を覚えておらず、その手口さえ認識していない

刑事の高部(役所広司)は今回の娼婦殺害事件で3件目となる全く接点のない人物たちがX字に首を切り裂くという全く同じ手口の事件が相次いでいることを訝しがり友人の心理学者の佐久間(うじきつよし)に精神分析を依頼する

しかし何故、無関係なはずの犯人たちが同じ手口で犯行を行うのか、そしてそれを認識していないのか、その手がかりは掴めない

精神病を患っている妻、文江を気にかけながら難解な事件を担当する高部は疲弊を強めていくのだった。。







以下ネタバレ


その後、素性の全く解らない正体不明の男が見付かる
服に間宮(萩原聖人)と縫い付けらているが記憶障害なのか尋問にも要領を得ない。。



黒沢清×役所広司×萩原聖人
連続猟奇殺人事件を追及する刑事と事件に関わる謎の男を描いたサイコ・サスペンス・スリラー

刑事が犯人を捕まえる簡単な話ではなく全般に暗く不穏な空気が漂い段々とおかしくなっていく様がじわじわと怖く黒沢節を感じる
監督と役所さんは2年前の「カリスマ」でも組んでいた


約百年前に開発された人を殺害する催眠術が様々な人を通して現代にも続いて伝染していっているというのが解ってEND
当初は「伝道師」というタイトルを考えていたがオウム事件の頃だったので「Cure」に変更されたとか😀
見終わると中々に皮肉の効いたタイトルだと解った😏



アメリカのシリアルキラーで判っているだけで33人を殺害したキラー・クラウンことジョン・ゲイシー🤡

彼は収監時に授業の一環で面会に来た大学生を洗脳し遠隔で殺害を起こさせたとか。。
その事例が参考になっているのかなと感じた😱
ほーく

ほーくの感想・評価

2.9
【四苦八苦】

ぬー、弱りました。
まーったく、思いつきません。

何が?

四字熟語です。

蔵出しレビューの最大の敵は、記憶力です。
どんな映画だったのか、このレビューをどんな気持ちで書いていたのか、それが思い出せないことには始まりません。

いくら傍らに、〈厳選1100語 四字熟語辞典〉があっても、手がかりがないことには、どうにもなりません。

ということで、途方に暮れた今作品のレビューをどうそ。



黒沢清監督作品の多くにあまり好意的じゃない私だが、もしかするとその発端はこの作品だったかもしれない。
 正体不明の青年役の萩原聖人は「マークスの山」以来の怪演と事件を追ううちに翻弄されていく役所広司の安定した演技、クライマックス直前までのストーリー運び&演出、そこまではよかったのだが…。まあ、気になるひとは観てくだされば納得してくれるかも。
kkmovoftd

kkmovoftdの感想・評価

4.2
『蛇の道』や『蜘蛛の瞳』といい、この頃の黒沢清はバキバキに尖ってると思う。論理的具体的に何かがあるわけではないのに、分裂症的なコラージュから喚起される激烈に嫌なイメージ。この嫌悪感すらもが有史以前の太古から育まれてきた本能のようなものに直接触りかけてくるため、何が嫌なのか自分でも分からない不思議な感覚に陥る。磔にされた猿のミイラ、黒い水が溜まったバスタブ、暗いキッチンから転がり出す蜜柑、喉を掻き切られた妻。これはとても計算してできるものではないと思う。私が観た際は終映後に黒沢清監督のトークもあったのだが、やはり黒沢清自身もしきりに「今だとできないですけど、当時は何か良いと思ったんでしょうねぇ」というニュアンスのことばかり言っていた。やはり天才か。

また黒沢清作品あるあるの、よく分からないけど宇宙的なスケールと繋がっちゃうとこも良い!!犯罪者と独房で退治している時に、天井から突然滴る黒い水滴!そして天井を見上げると垣間見える星々!!どういうこと?理由なんてこまけぇこたぁいいんだよ!
我々はいつだって、起きてしまうことを当惑しながら受け入れるしかないんだから。

〇〇を目の当たりにした役所広司が苦悶に歪む顔を延々と映すところも本当に意地が悪いと思う。あれ15秒くらいあったんじゃないか。しかもその後の展開で明らかになる、そのシーンが意味するものもひどい。何から何まで観てる人を不快にしかしない。…素晴らしい!!!!

そういえばラストのレストランでのシーンも何だか思わせぶりなところで終わるが、あれだってちゃんとその後のコトが起こるシーンまで撮影したらしい。でも「何かそっちの方がいいかな」と思って途中で切っちゃったんですって。なんて恐ろしい子……!!

私は爆音上映イベントで本作を観て、終始不快で色んな音が鳴っていてこれも大変に良かったのですが、これも映画館によっては全然聴こえないんですって。例によって「映画館によっては全然聞こえないだろうけどまぁいいかと思って入れました」みたいなことを黒沢清は言ってましたが。なので、これからご覧になる方は是非できる限りの爆音でどうぞ。

あと久しぶりに観たうじきつよしが、やたら横に広い服ばっかり着てたのもかわいくて良かったです。
dd

ddの感想・評価

3.3
黒沢清監督初視聴。
佐久間の部屋のX観た時鳥肌が止まらんかった。
一番まともで理性的だと思いこんでた人間=この人は絶対的に洗脳されないだろうし大丈夫と油断してたから、まさか佐久間でも洗脳されてしまうのかと末恐ろしかった。
終始不信感漂う演出で嫌だなあなんか不吉だなとずーっと思いながら鑑賞。
洗脳を受けやすいか否かには高学歴や職業は
必ずしも関係はないような気がした。

佐久間は本当に自殺なのか?
高部が殺した説が自分の中じゃ否めないんだが。
トム

トムの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった!
好きなシーンをいかに抜粋。(自分用)
・冒頭の男が売春婦を鈍器で殴るシーン。
・男が窓を突き破って下に落ちるシーン。
・警察官が同僚を鉄砲で撃ち殺すシーン。
・女医がトイレで男の喉を切ってるシーン。
(本当に事件を目撃したみたいで怖かった)
・取調室で役所さんがキレるシーン。
・「あいつに俺のことを教えたのお前か?」
ってキレて殴るシーン(犯人より怖いわ…)
・帰宅したら食卓の皿に生肉が置いてあるシーン
・洗濯機を空回しちゃう奥さんのシーン
(ちょっと笑ってしまった)
・佐久間の家の壁からXが現れるシーン。
(めちゃくちゃ怖かった……)
・ファミレスで役所さんが食事を完食して、美味しそうにコーヒーを飲むシーン。
(物語中盤ではあんなに残してたのに。この対比で胸のつっかえが取れた事を暗示してる…?)
・ラストの包丁を持つウエイトレス。
(間宮から伝道師の特性を受け継いでしまった?)
久々に観たらカットの切りかたに痺れまくった。
映画の中に映されるタバコの魅力に改めて気づかせてもらった。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.7
CURE 4Kデジタル修復版 
「爆音映画祭inユナイテッド・シネマ アクアシティお台場Vol.10」
トークショー〈21世紀の『CURE』を語る〉
ゲスト:黒沢清(映画監督)、篠崎誠(映画監督)
MC:樋口泰人(爆音映画祭プロデューサー)
去年4月爆音映画祭はコロナ感染拡大により途中で中止となり張り切って買ったチケットは払戻し😿そのリベンジを今日果した😼最高な体験💓トーク聞かなきゃ現実に戻れなくなってたと思う。黒沢監督は撮影が立て込んでいた超多忙期の作品でこの作り込みは奇跡か✨
篠崎監督はとてもお忙しそうだったのにしっかり準備され黒沢監督から当時の興味深い裏話を沢山引き出して下さった。黒沢監督ご自身が絶賛された今日の爆音上映を体験できて幸せ😻音と映像の海に飲み込まれてめちゃくちゃ怖かった🙀昨日見た石川慶監督『ある男』も本作に影響受けてるなと感じた。
90年代半ばから00年代はじめ頃は私は子どもが小さくて余り映画を見ていない時期。この傑作を今まで見ていなかった。記憶にあるシーンもあったからビデオで見た気もするのだが昔ビデオやDVDで見た作品は記録してないし、他の作品とごっちゃになってるかもなので劇場鑑賞は初めて(『アカルイミライ』以降は劇場で見ている)
4Kリマスターの現場に黒沢監督は立ち会っていないそうです。撮影の喜久村徳章さんが立ち会って映像データを監督のパソコンに送って来たのを見ても画面が小さく手良く見えないし、デジタル上映の場合は完成したデータが良いと思っても上映する劇場、スクリーンによって上映環境が変わったりするから、もうお任せでいいと思ったそうです。
洞口依子さんが催眠術をかけられる時にコップから溢れた水が床に流れるシーンは、普通に床に水を溢してもあのようには流れないので、実際のロケシーンの床と同じに見える素材でパネルを作って少しだけ傾斜を付けて、何度も水を流し試して撮影したそうです。
まだまだ興味深い裏話たくさんありましたが長くなるのでやめます💦
浪越

浪越の感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

爆音映画祭inお台場にて4Kリマスター版を鑑賞。

猟奇的な殺人事件の鍵を握る人物と、彼を追う刑事。
一見敵対する関係である2人、しかし本当は同類の人間、出会うべき2人だったのかもしれない。

平凡に暮らす一方で個々が抱えている不安や闇的な部分が後半になって露になったり、その根源を絶やす(殺す)ことで不安や闇が癒される(CURE)のかな。

深く考えなくていいと仰っていたけどやはり色々考えてしまう作品だった。

今回は4Kで爆音ということもあり、迫り来る恐怖が音でかなり感じられた。
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