裕次郎

CURE キュアの裕次郎のレビュー・感想・評価

CURE キュア(1997年製作の映画)
3.8
米国は羊たちの沈黙に始まりセブンに至るサイコスリラーの流れ、日本はオウムを経てJホラー。90sを特徴づける暗い要素を煎じ詰めたエッセンスのような作品。タイトルもまた実に90s的。

役所対萩原の対決を決定づける長回しシーンで興奮した役所が「女房の面倒を一生面倒見る」という同語反復。こういう噛んだのをそのまま使うの好きなもんで。

ライターの着火をトリガーとするシーンは、くしくも北野武のHANA-BIも1997年でシンクロするのが面白い。
裕次郎

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