チャンプロード映画版を観ている感覚
白黒映像、ナレーション皆無の本作にこそ密着取材の真髄を見た気が致しております
やさぐれNIGHT2作目に選択したのは氣志團名曲タイトルにもなった神の名を冠するこの作品でありました
ブラックエンペラーは国内でも有数の巨大暴走族でありまして、その恐ろしい存在感は塵のような小生も存じ上げております
しかし映画としては本作基本、終始何言ってるか聞き取りずらい劇中音声の問題
構成員たちの仄々した日常が途中軽快な音楽と共に流れる有様は殺伐とした夜の世界と対照的で
二代目総長瓜田氏が裸足で構成員の顔面をひたすら蹴り飛ばす場面もありますが、それ以上の思った程バイオレンスな雰囲気もなく
説教されたりタイーホされたり、情報の少なかった70年代は今作が劇場公開しスクリーンに顔が映ることで
族内における所謂ひとつの箔がついたのであろうことが想像出来ました
観てたらいつの間にか終わった印象
深夜のNHKアーカイブスでこっそり放映されると当時の猛者たちも祭りのワショーイ感でしょうかそれは羨ましくもあり恐ろしくもあり
事故るヤツはハードラックとダンスっちまったんだと、これまでスピードの悪魔に取り憑かれなかっただけの小生も強くなる決意
加賀美幸子アナも驚きの映像「"潰れたトマト"みてーにしてやんよ?」「"ひき肉"にしてやんよ?」等の語尾を使いこなせるように精進します
ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい