このレビューはネタバレを含みます
毎回思うのは、ゴダールの男性観、女性観が自分のとは全く違うということ。時代なのか、国なのか。ただ、共通点を見出すなら、いつでも分かり合えないし、でも分かり合いたいとも思う、ということ。まあこれは人間関係全てに言えることなんだろうけど、一つの中心へ向かおうとする力は大きいだろうな〜
フェミニズムの到来とマルクス主義の終わりを、とにかく告げたかったのかな〜、頭いいこと考えてる風。とにかく破壊衝動にかられて、この映画を作っているのではないか。
だから何なんだよとか思ったりもするけど、その何気ない人間の特徴を捉えている点で、ゴダールのは優れていると言える。
構図とか脚本とかは、とにかく分かり合えない、向き合えないことを徹底している。
音をいろいろ取り入れたのはどんな意図なんだろう。
質問の中身より、質問に答える人の態度を見せるのはかなり大事なことだと思った。そこが一番面白かった。