2作目にしてスターウォーズ感とカンフー味が強くなった。惑星評議会的なのとか、選ばれしもの的なノリとか。
本作はゲームみたいなアクションが魅力なのかなとは思うけど、カンフーの立ち回りに力感がなさすぎてやや迫力不足かも。手のひらでﾋｭｯﾋｭｯて風を切ってもすげえとはなるけど物理的な怖さや痛さがない。それとネオが強くなりすぎて、1作目ほど敵キャラの絶望感がない。なんかエージェントレベルってこんな雑魚扱いだったっけ？ そういう意味では安心して見れすぎて、全体がスーッと流れていくように気づいたら終わってた。
昔の映画という感じがするのは、やたらアクションシーンが長かったり、ロマンスパートこんなに取る？ ってくらい尺が取ったりしてあることだ。現代では90分がせめてもの基準になりつつあるが、サブスクも何もない本作が公開されたときには、まだみんなじっくり映画を楽しむという土壌が、大衆にものこっていたような気がする。
こんなに堂々と"次回へ続く！"って出して、エンドロールのあとにも予告編入れてくる感じ、めっちゃアニメっぽいと思った。そんな哀愁を感じたシリーズ中盤です。
