『千と千尋の神隠し』をアメリカで配給する際に多大な尽力を払ったジョン・ラセター監督と、彼と家族ぐるみの付き合いをしている宮崎駿の風景を映したビデオレター。
本来はラセターに渡すお礼のビデオレターとしてつくられたプライベートフィルムであって、一般向けのドキュメンタリーではない。だから、英語に字幕が付いていなかったり、編集が粗かったりするため、視聴者は置いてきぼりを食らうことになる。それでも、いかに宮崎とラセターが固い信頼で結ばれているのかを伺い知ることができた。それも、言語の壁を軽々と越えてしまっているところが素直にすごいと思う。