ヤスマサ

目撃のヤスマサのレビュー・感想・評価

目撃(1997年製作の映画)
3.3
泥棒のルーサー・ホイットニー(クリント・イーストウッド)が、忍び込んだ屋敷で、リッチモンド大統領(ジーン・ハックマン)のスキャンダルを目撃し、濡れ衣を着せられるサスペンス。
ことの顛末を物取りの犯行と隠蔽工作するが、窃盗の手口からルーサーに容疑が掛かる。

犯罪者が犯罪を目撃するというところが面白いところ。大統領を訴えにくい立場だし、どうにか弾劾したとて丸くは収まらない話しだ。
シリアスな感じで始まるストーリーだが、どこかコメディっぽさを感じる、いい意味で雑な話し。
そもそも大統領の脇が甘すぎる。
大統領補佐官の安易な判断は、事を大きくし、観ているものをイラつかせる。
ルーサーに目をつける刑事セス(エド・ハリス)が、ルーサーの娘ケイト(ローラ・リニー)を好きになってしまうのも、話しを軽くしている要因だ。
ダメな父親像で描かれているが、それでもイーストウッドはカッコいい。
ヤスマサ

ヤスマサ