サモ・ハン監督主演のスリをテーマにしたアクションコメディ！
サモとフランキー・チャンは、スリの師匠に師事するスリグループに属している。
ひょんなことからダイヤを巡る騒動に巻き込まれる事に...。
『燃えよデブゴン』シリーズ第四弾らしいけど、日本が勝手にシリーズにしただけ。笑
実は、サモ・ハンが初めて現代劇にチャレンジした、記念すべき作品！
サモ・ハンが、ディスコでナンパするシーンがあるんだけど、『サタデーナイトフィーバー』のパロディになっていて、尚且つチャップリンの『黄金狂時代』のパンを使ったダンスまでパロディにしており、サモ・ハンのシネフィルっぷりが発揮されております(適当
相変わらずサモ・ハンのエゲつない下ネタが炸裂していて、女の子とキスするにも奥手なジャッキーと違い、サモは彼女に会うや否やラブホへ直行！！問答無用でスケベした後、サモの背中に彼女の引っ掻き傷があると言う芸の細かさ！
やたら、綺麗売りするジャッキーと違い、この辺り自らの変態を隠さないサモの潔さを感じます。爆笑
当時としては、かなり珍しいカーアクションにもチャレンジして、香港アクション映画の歴史を感じる一作になっています。
サモ・ハン監督らしくスプラッターなシーンや、美女のオッパイ丸出しなど、即物的なエゲツない場面が多いのが特徴です。
初見は僕が小学生の頃でしたが、両親と見ていたら、家庭内が冷凍庫の様に凍りついたのが印象に残っています←
今作のヒロインのディディ・パンは、何と今作のアクション監督を勤めた、ユン・ピョウの奥様で、今作が出会いのきっかけになりました。
サモ・ハンの彼女役の、ディニー・イップは、近年『桃さんのしあわせ』で、ベネチア国際映画祭で主演女優賞を獲得し、大女優へ変貌！
はたまた、相棒役のフランキー・チャンはその後裏方に徹して、ジャッキー映画の影の監督として、撮影に多数参加しています！『五福星』や『奇蹟／ミラクル』でお馴染みの、すぐに全裸になる面白おじさんリチャード・ンまで出演！！
映画としては、そこまであまり面白くは無いんですが、正に香港映画史の壮大な1ページに、大きな足跡を記した作品です！
