花とみつばち

女体(じょたい)の花とみつばちのレビュー・感想・評価

女体(じょたい)(1969年製作の映画)
4.0
ジャケット写真からどんな作品かと想像が膨らんでいたけれど、こんな作品に浅丘ルリ子が出演していたのに驚いた。
自由奔放で独りで生きて行けないのに、一人の男性だけを愛する事ができない女。そんな厄介な女、浜ミチを愛し人生が転落する男性、石堂信之。
主演は浅丘ルリ子と岡田英次。
浅丘ルリ子は、ヌードにはなっていないが、ブラとショーツだけの姿を披露するなかなか熱い演技でした。
岡田英次は、トリュフォー監督「 暗くなるまでこの恋を 」のジャン=ポール・ベルモンドに似た役柄で良かった。

浅丘ルリ子の演技が激しく、元彼の川津祐介から始まり岡田英次へと心が動く。だがそこで終わる事無く岡田英次が溺愛する妹の婚約者の伊藤孝雄へと気持ちが変化していくとんでもない、当時の言葉でズベコウ女を演じる。
品格ある女性の雰囲気だった浅丘ルリ子が、男を転落させるかなり危なくゲスな女を熱演です。
激しい内容の作品でしたが、やはり浅丘ルリ子、お洒落だし茶髪のロングヘアが素敵でした。
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