のどか

モスキート・コーストののどかのレビュー・感想・評価

モスキート・コースト(1986年製作の映画)
4.3
アメリカはもうすぐ終わる、自然こそ人類が共存するものだとだいぶ強めの思想を持った父親に家族が振り回される話。
私はこの映画の雰囲気結構好きだった。
インディとかでかっこいい印象しかなかったはずのハリソン・フォードに終始イライラ、そしてそんな父親を支えつつも家族の均衡も保つ長男演じるリバーに同情。
思想の強すぎる父親怖すぎて、でも天才には変わりないから頼ってしまっている家族は父親を信じてしまっているし中々離れられない、なんだろう、私の父親も結構こういう有無を言わせない物言いをするモラハラタイプだからかな、この映画のハリソン・フォード見てたら父親見てるみたいで怖いし、ずっと変な緊張感があって下手なホラー映画より怖かった。
自給自足生活で家族はどんどんやせ細って行く中ハリソン・フォードだけズットムキムキの良い体でちょっと笑った。
インディよりこっちのが先の共演だよね。
個人的にリバーはこの映画が一番かっこいいかも。妹や弟をそっと抱きしめたり、母親の肩を抱いて落ち着かせるシーンの優しい瞳にはドキドキだった。
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