みんな思い切りイタリア語しゃべってて、ミーシャが自分たちが何語で喋ってるのかレンカに聞くシーンでセルビア語だって答えるので混乱したんだけど、ナチスに圧迫されるユーゴのユダヤ人の話なんだね。ドイツ兵はちゃんとドイツ語喋ってるし分かりにく過ぎる(笑)
ユダヤ人の父を持つレンカが盲目の弟のミーシャを必死に守っていく話で、彼女が弟の目の代わりとなって、悲惨な現実を見せまいとしてあえて明るい描写をするのが泣ける。
収容所で死んだと知らされてた父が脱走して帰ってきて、パルチザンの彼氏のつてで偽造パスポートを作ってもらって未来に微かな希望が見えたところで、もののみごとに打ち砕かれる鬱展開が見てて辛かった。
若きジェラルディン・チャップリンが珍しく主役。
彼女の出演作はけっこう見てるはずなんだけど、脇役のせいかあんまり覚えてないんだよね。