たく

悲しみは星影と共にのたくのレビュー・感想・評価

悲しみは星影と共に(1965年製作の映画)
3.3
みんな思い切りイタリア語しゃべってて、ミーシャが自分たちが何語で喋ってるのかレンカに聞くシーンでセルビア語だって答えるので混乱したんだけど、ナチスに圧迫されるユーゴのユダヤ人の話なんだね。ドイツ兵はちゃんとドイツ語喋ってるし分かりにく過ぎる(笑)

ユダヤ人の父を持つレンカが盲目の弟のミーシャを必死に守っていく話で、彼女が弟の目の代わりとなって、悲惨な現実を見せまいとしてあえて明るい描写をするのが泣ける。

収容所で死んだと知らされてた父が脱走して帰ってきて、パルチザンの彼氏のつてで偽造パスポートを作ってもらって未来に微かな希望が見えたところで、もののみごとに打ち砕かれる鬱展開が見てて辛かった。

若きジェラルディン・チャップリンが珍しく主役。
彼女の出演作はけっこう見てるはずなんだけど、脇役のせいかあんまり覚えてないんだよね。
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