午前10時の映画祭で鑑賞
何というか、不思議な映画だった。一般的にはたとえ群像劇であっても主人公ポジの人がいて（一応この映画も婦人警官がそうだろうが）、基本その人の視点で物語が見える感じだと思うのだが（つまり観てるこちらと一番距離が近いのは主人公）、この映画はこちらと登場人物それぞれが、全部等間隔な感じ。なんだかその場で、相手からは見えないガラスの箱に入って一部始終を見てる感じというか…そんな不思議な感覚を味わった。
「そんなつもりじゃなかったことがだんだんオオゴトになって、取り返しがつかなくなる」っていうのは邦画の「ヒーローショー」を思い出したけど、婦人警官夫妻とかすごく良かったし、ブラックユーモア的なコメディっぽさもあるし、そこまで後味は悪くない。役者の演技もみんな良かった。でもハラハラしたよ…
