ちぇりー

ファーゴのちぇりーのレビュー・感想・評価

ファーゴ(1996年製作の映画)
2.0
人によっては名作らしい作品。

結論から言わせてもらうと、誘拐犯のヘンな顔(包茎)の方がよくボヤいていた「退屈」という台詞をそのまま返してやりたいくらい、観てて「退屈」な作品であった。
本作の魅力が何一つ伝わらなく寧ろ何故アカデミー賞まで取っているのか解らなかった私は映画ニワカどころか門前払い同然なのだろうか。

ジャンルとしてはコメディサスペンスとあったがコメディ要素が行方不明。作中の盗んだ身代金みたいに雪に埋もれて解りにくいのか。終始口角を一ミリも上げることなく真顔で観終えてしまった。原因のひとつに、期待を大きく寄せすぎたのもあるかもしれない。
作中イチのグロシーン(?)の足が突っ込まれてる機械の展示はシュールで少し笑えるかも。

頼りなく小心者の情けない男が計画犯罪なんて身分不相応なことをしちゃいけません、ということですね。現実は物語のように上手く運ばない。まぁ…所詮〝フィクション〟ですけどネ。