もりもり

ファーゴのもりもりのレビュー・感想・評価

ファーゴ(1996年製作の映画)
3.0
自動車セールスマンのジェリーはある事情から二人組の男であるカール(スティーヴ・ブシェーミ)とゲア(ピーター・ストーメア)に自分の妻を偽装誘拐させ身代金を騙し取ろうと計画を企てる。

しかしジェリーの計画は予期せぬ方向へと向かい、カールとゲアは誘拐するだけだったはずが警官と目撃者を撃ち殺して殺人事件へと発展させてしまう。

そして事件の解決にあたる妊婦の女警察署長マージ(フランシス・マクドーマンド)は犯人の残した証拠を追及し、次第にジェリーへと照準を合わせる。

はたしてこの事件の結末とは・・・

【感想】
オープニングで『これは実話の映画化である』と紹介され、パッケージにも実話をもとに描かれた作品と書かれているが、エンディングのエンドロール最後に書かれている英文で実話というのは嘘だという事実を知って、とりあえず『嘘なんかい!』とツッコんでおこう🥴

この実は実話ではなくフィクションであるという事実に気が付かなかったらこの映画は本当に実話作品なんだと信じてしまうぐらいに本当にありそうな事件内容であった。

内容としてはジェリーの計画が想定通りに全然ならず最悪の結果を招くというなんとも危機管理能力が低く、計画の甘さが目立っていたように感じ、苛ついているジェリーを見てマヌケだな〜と思った。

カールとゲアの2人に関してはゲアがただのサイコパスでありヤバい奴だったが、ゲアを演じたピーター・ストーメアの演技やキャラは良かった👏

妊婦の女警察署長マージ役を演じたフランシス・マクドーマンドがアカデミー賞の主演女優賞を獲得しているが、そんな凄い評価されるような演技だったようには感じられなく、むしろ初登場時の寝ている時に電話が鳴るのと同時に起きていたシーンとかありえないだろ!とちょっと疑問だった😅

疑問点で言うとマイク・ヤナギタのシーンいるか?と言うぐらいあのシーンは一体何だったんだ?と疑問に思った。

予定通り進まないマヌケな犯人達と予定通りに進む警察との物語がなんとも普通に進んでいくような作品だったかなと。

1番の衝撃はオープニングで実話だと言っていた事がそもそも演出の1つであるといった所ですかね😅
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