昔観た時は、独特のブラックユーモア感？みたいなのが鼻についたのと、話がとっ散らかっているような気がして、自分の中で"今はまだよく分からない映画"というカテゴリーにずっと仮置きしていた。
でも、それとは反対に映像ははっきり残るので、視覚的なインパクトが強いな、かなり計算されているんだろうな、とは思ってた。
再鑑賞したら意外？にも、まとも（真面目）な映画だった。特に印象が変わったのはマージ。妊婦だということは覚えていたが、どこか不思議キャラのイメージだった。ところがプライベートでも仕事でも素晴らしい人格者で、それが、はっきり描かれている。なのに、なんで誤解していたのかな？と考えると、おそらく、動きの緩慢さやセリフの間みたいな表面に惑わされていたと思う。
更に驚いたのは、彼女は署長だったのか！ということ。この設定はセンスがいい。自分のバイアスに気づくことができたのが、とても興味深かった。
