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妖怪大戦争のkazu1961のレビュー・感想・評価

妖怪大戦争(2005年製作の映画)
2.6
▪️Title : 「妖怪大戦争」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:2005
▪️JP Release Date :2005/08/06
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-503 再鑑賞
🕰Running Time:124分
▪️My Review
当時、1968年に公開された大映の同名作品『妖怪大戦争』のリメイク作品だということで、劇場に足を運び、“エッ”“なんだこの映画は”となった作品です。
角川大映映画の処女作として13億円の制作費をかけ、三池崇史が監督をし、水木しげる、京極夏彦、荒俣宏、宮部みゆきが「プロデュースチーム『怪』」として製作に参加した豪華メンバーで大人たちが目一杯遊び倒した、そんな作品です。
前述の通り、1968年版『妖怪大戦争』のリメイク作品ではありますが、内容はほとんど別のものとなっています。
とにかくストーリー展開は???で、スタジオ内に森・沼・吊り橋などの大規模なセットを設け、CGも用いたにも関わらず、1968年度版の方が、妖怪の不気味さが伝わってきます。。。
ただしスケールは桁違いで、妖怪は3000人ものエキストラを動員して撮影し、日本の昔話や民話でおなじみの、そしてゲゲゲの鬼太郎でもおなじみの妖怪たちが出るわ出るわ120万匹。このスケールだけは凄いですね。
あと、見どころとしては主人公・稲生タダシを演じたのは公開当時12歳だった神木隆之介。この年齢で只者ではない演技を見せてくれます。
また、有名人たちがこんな妖怪を演じてる!という発見も楽しいですね。そう、タダシをサポートする妖怪たちには近藤正臣(猩々)、阿部サダヲ(河太郎)、高橋真唯(川姫)、田口浩正(一本ダタラ)らが特殊メイクをして演じました。また竹中直人(油すまし)、忌野清志郎(ぬらりひょん)、石橋蓮司(大首)、遠藤憲一ら(大天狗)も特殊メイクで妖怪に扮しました。さらに荒俣宏の著作『帝都物語』に登場する魔人・加藤保憲も登場。ただし映画『帝都物語』で加藤を演じた嶋田久作ではなく、豊川悦司が冷酷に魔人・加藤を演じています。ほんとキャスティングは凄いんですけどね。。。

物語は。。、
タダシ(神木隆之介)は両親の離婚により、母親と祖父と共に田舎で暮らすことになりました。都会育ちでもやしっ子のタダシは、田舎育ちのクラスメートともいまいち馴染めないでいました。そんなある日、タダシは神社のお祭りで、大勢の子供の中から“麒麟送子”に選ばれますが。。。

とにかく妖怪と時折り突っ込んでくる小ネタで笑いを取るところに目がいきます。メッセージ性は薄いですが、最後に妖怪大翁を演じる水木しげるが発する台詞“戦争はいかんです。腹が減るだけです。”に想いがこもっているのかもしれません。

▪️Overview
「着信アリ」の三池崇史監督の妖怪アドベンチャー。少年タダシは、怪人・加藤保憲が妖怪と機械を融合させた怪物によって世界を支配しようとしていることを知り、日本古来の妖怪たちといっしょにその陰謀を阻止しようとする。忌野清志郎のぬらりひょん、根岸季衣の砂かけばばあ、竹中直人の油すまし、岡村隆史の小豆洗い、荒俣宏の山ン本五郎佐衛門、京極夏彦の神ン野悪五郎、水木しげるの妖怪大翁ら、ユニークな妖怪たちが大挙登場。(引用:映画. com)

出演は、神木隆之介、豊川悦司、宮迫博之、近藤正臣、阿部サダヲ、高橋真唯、岡村隆史、竹中直人、栗山千明、菅原文太、忌野清志郎。
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