ホイットモア大統領

空とぶギロチンのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

空とぶギロチン(1975年製作の映画)
4.0
説明しよう!

空飛ぶギロチンこと “血滴子” とは、頭上に投げた円盤から筒状の網が頭を覆い、それに繋がる鎖を引くと仕込みギロチンが作動!対象の首を切り落とし、そのまま頭を回収できるというトンデモ兵器なのだ!!

本作はそれを扱うために結成された暗殺部隊の、汗と涙と友情の訓練模様!
そして、引退したはずの主人公OBがパワハラ部長を改心させるべく再び立ち上がる、超スポ根ムービー!!!

…というストーリーとかギロチン以上に、皇帝:雍正帝がやべぇ!!!!!!!!

皇帝を非難する文書を書こうものなら家族もろとも処刑。それに意見した部下も即刻処刑。常に訓練も監視し、全てお見通しだということを部下に植え付ける。
そもそもギロチン開発の経緯も部下の暗殺って…

まさに皇帝、かくあるべき!な暴君ぶり!!!
携帯で “ようせいてい” と打つと、一瞬で “雍正帝” て変換されるのも、歴史が、Appleが、こいつはやべぇ!て認めてる証拠!

かと思えば、できる部下には女性を献上。この究極の飴と鞭がたまらんぜ!!!
そんな前半の皇帝パートが面白過ぎて、後半失速しちゃうのが残念。

主人公マーさんが対ギロチン武器(傘の骨)を開発、それを駆使したバトルに巻き込まれ、仕事場が全壊するという可哀想過ぎる鍛冶屋が本作のハイライトです。