いなだ

マンボ・キングス/わが心のマリアのいなだのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ある事情により、キューバからアメリカにやってきたミュージシャン兄弟。二人はバンドを組み、アメリカでの成功を目指すが、次第にすれ違い……という展開で、前半は、陽気な音楽!男女の愛!兄弟愛!ってノリだったのに、後半がかなり重たかった。冒頭のシーンがあんなに効いてくるなんてね。

大御所ミュージシャンも登場しているらしいけど、ラテン音楽知らないので分からない。でも音楽シーン良かった
“弟のために生きてきた”兄が、最後あんな風になるなっちゃうなんて。どうすれば良かったんだー!って延々考えてしまうが、結局、弟があの思考を抜け出せない限りどうしようもなかったのだろうか。もしかしたら、行動で変わった?
弟も兄の想いは感じていたけど、どうにもできないことってあるだろうし、ずっと一緒であんなに近かったのに(からこそ)、あの結末を迎えてしまったのかもしれない。

キャバレーを観た時の感覚に近いかも。前半は音楽効果もあり陽気だが、ラストに向かってどんどんシリアスさがのしかかってくる感じ。
いなだ

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