mikoyan358

特急二十世紀のmikoyan358のレビュー・感想・評価

特急二十世紀(1934年製作の映画)
2.5
後に「リオ・ブラボー」はじめあまたの西部劇を生み出すハワード・ホークスのまだ若かりし頃の作品。いわゆるスクリューボールコメディのはしり的存在ということだが、確かに惚れた腫れたの出来事が立場を入れ替えたりしながら潔いまでのテンポの良さで軽快に描写されており、時代をかなり先取りしたラブコメというのはよく理解できた。ただ正直同時期の「或る夜の出来事」と比べるとストーリーの印象は薄かったかな...そんな中、初めてまともに演技を見たジョン・バリモア、そして若くして事故で散ったのが本当に勿体なく思えるキャロル・ロンバードの大御所に一歩も引かない熱演が印象に残る。
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